五十肩の治療(肩関節拘縮)

五十肩とは

いわゆる五十肩とは、肩関節周囲炎の俗称で肩関節部の疼痛と拘縮をきたす疾患。

特に誘因なく痛みが現れ、肩を上げるのが困難になる。癒着性関節包炎、凍結肩ともいう。

40代から50代に好発。

 

 

治療法

肩関節拘縮では主に保存療法が選択され、投薬・注射・リハビリが行われます。

保存療法で症状が軽快することがほとんどですが、拘縮・疼痛が強く治療期間の長期化が見込まれる場合、強制的拘縮解除が選択されることもあります。

従来は鏡視下関節包切離(観血療法)が行われてきましたが、近年は簡単な麻酔(神経ブロック)下に徒手的に関節拘縮部を破断・解除する方法(非観血療法)が考案されました。

 

非観血療法(サイレントマニピュレーション)とは

エコーガイド下に神経ブロックした上で、肩関節を動かし、硬くなった関節包を徒手的に破断させ、拘縮を解除する治療法。

麻酔が効いていて痛みの感じない間に、腕を動かし、肩関節を動きやすくするという施術です。

施術後は術前疼痛の3~4割まで軽減、可動域は2~3割改善します。

ただし、腱板損傷がある方は痛みがやや改善しにくく、後に腱板手術が必要になる方もおられます。

また、注意深く操作しますが、肩脱臼や骨折のリスクは考えられます。

 

後療法

施術当日は三角巾固定を行い、翌日からは可動域拡大訓練を欠かさず行ってください。術後はリハビリが重要で、関節が戻らない様にする必要があります。

最初の3週間、さぼらないことが大切です。