骨密度検査

骨密度検査とは

骨密度、骨粗鬆症という言葉はよく耳にするようになりましたが、自分が骨粗鬆症かそうでないか知っている人は少ないのではないでしょうか。

骨の状態は骨密度で知ることができ、それを測定することができます。 測定の結果、骨がスカスカであり健康な骨の方よりも骨折しやすい状態であると骨粗鬆症と診断されます。高齢の方の骨折は寝たきりの原因にもなり、骨折のリスクを軽減させる為にも重要な検査ともいえます。

特に50歳を過ぎ、閉経を迎えた女性は骨を作るホルモンの分泌が著しく低下し、骨粗鬆症になりやすいと言われております。自覚症状もなく知らないうちに進行することが多く、外見からも判断できません。 いつのまにか骨折を防ぐためにも定期的に骨密度検査を受け、自分の骨の状態を知っておくことが大事です。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう、もしくは「骨粗しょう症」osteoporosis)とは、骨形成速度よりも骨吸収速度が高いことにより、骨に小さな穴が多発する症状をいう。背中が曲がることに現れる骨の変形、骨性の痛み、さらに骨折の原因となる。骨折は一般に強い外力が加わった場合に起こるが、骨粗鬆症においては、日常生活程度の負荷によって骨折を引き起こす。骨折による痛みや障害はもちろん、大腿骨や股関節の骨折はいわゆる高齢者の寝たきりにつながり、生活の質 (QOL) を著しく低くする。


骨粗鬆症 – Wikipedia

 

どうやって調べるの?

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2種類の微量のX線を照射し、骨とその他の組織との透過率から骨密度を測定するDXA法を用いた、最先端の測定装置を導入しており、患者様の負担をできるだけ少なく測定台の上に仰向けに寝ていただくだけで測定を行えます。

基本的には腰椎と大腿骨で検査しますが、腰椎の変形や手術で検査が出来ない場合は橈骨(腕の骨)で検査を行います。

※体内に金属等がある場合、骨密度の正確な測定が出来ませんので事前に申告していただく様お願いいたします。

なぜ腰椎と大腿骨?

カルシウムが骨から減っていく速度は体の部位によって異なるため、骨密度の値も体の部位によって異なります。

カルシウムは、体の中心寄りから外側の順に、また、腰などの海綿状骨から筒状の皮質骨の順に減っていくことがわかっています。

また、普段から体重の負荷がかかっていない部位ほど、骨が著しく減っていきます。

従って、足の骨と腕の骨とでは骨密度が違ってきます。

 

骨折で最も問題になる箇所は、背骨・腰骨と大腿骨頸部です。この部位に骨折を起こすとしばらく自由に動くことができず。様々な合併症を起こしたり、ますます運動能力が低下し、骨折しやすくなってしまうのです。(ドミノ倒し骨折)

骨折予防を目的にする骨粗鬆症診断のためには、腰骨と大腿骨頸部の精密診断を受ける必要があります。

時間はどれくらいかかるの?

仰向けに寝て頂き検査時間は10分程度です。

骨粗鬆症と診断されたら?

現在多数の骨粗鬆症治療薬が使用さております。錠剤だけでなく点滴や注射による治療もされており、患者様の状況に合わせた治療を行っております。

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